名前の由来
ABT のバレエ辞典は、この動きが猫の跳躍に似ていることから「猫のステップ」と名づけられたと説明しています。音もなく軽やかに跳ぶ猫のイメージが、求められる質を表しています。
ポーズ・跳躍
猫が跳ぶように、両脚を順に引き上げて軽やかに横へ跳ぶステップ。
パ・ド・シャは「猫のステップ」という意味のフランス語で、片脚を曲げて引き上げて踏み切り、空中でもう一方の脚も引き上げ、順に着地する跳躍です。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典は「猫の跳躍に動きが似ていることからこの名がある」と説明し、オーストラリア・バレエ団の用語集も「猫のステップ」としています。
ドゥミ・プリエで床を押し、跳ぶ方向の後ろ側の脚を曲げて引き上げながら踏み切ります。膝はターンアウトして左右に開きます。
続いてもう一方の脚も引き上げ、空中で両膝を開いた形(グラン・パ・ド・シャでは前後に大きく開いた形)をつくります。ここで猫のような軽やかさを見せます。
先に上げた脚から順に下ろし、ドゥミ・プリエでやわらかく着地します。着地の衝撃を吸収し、次の動きへつなげます。
名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。
チェケッティ・メソッドなどで基本とされる形では、両脚のつま先を引き寄せて膝を左右に開き、ひし形のシルエットをつくって横へ跳びます。高さよりも軽やかさと素早さが身上です。一方、両脚を前後に大きく開いて跳ぶ大きな形はグラン・パ・ド・シャと呼ばれ、フランス派やチェケッティ・メソッドではソ・ド・シャ(猫のジャンプ)と呼ぶこともあります。流派や版で形と呼び名が異なります。
ABT のバレエ辞典は、この動きが猫の跳躍に似ていることから「猫のステップ」と名づけられたと説明しています。音もなく軽やかに跳ぶ猫のイメージが、求められる質を表しています。
膝を開いてつま先を引き寄せるひし形の小さな形と、両脚を前後に大きく開く大きな形(グラン・パ・ド・シャ)があります。フランス派やチェケッティ・メソッドでは大きな形をソ・ド・シャ(猫のジャンプ)と呼ぶこともあり、レッスンでは先生の言葉に合わせます。
両脚を引き上げるタイミングがそろっているか、空中の形が明確か、着地が静かでなめらかかに注目します。高さより、猫のような軽さと素早さが見どころです。
どれも脚を開いて跳ぶ跳躍ですが、脚の形と大きさ、踏み切る脚で見分けられます。
比較表は横に動かせます →
| 比べる点 | パ・ド・シャ | グラン・パ・ド・シャ(ソ・ド・シャ) | グラン・ジュテ |
|---|---|---|---|
| 空中の脚の形 | 両膝を曲げて引き寄せるひし形 | 両脚を前後に大きく開く | 両脚を前後に開いてスプリットに近づける |
| 踏み切り | 片脚ずつ順に引き上げて踏み切る | 片脚ずつ順に引き上げる(大きく) | 助走から片脚で踏み切る |
| 身上 | 軽やかさと素早さ、横への移動 | 空中で大きく開く高さと伸び | 大きな跳距離と開脚のライン |
「いつも同じひし形の跳び方」ではありません。膝を開く小さな形と、前後に大きく開くグラン・パ・ド・シャ(ソ・ド・シャ)があり、流派や版で形も呼び名も異なります。無理に高さや開きを求めず、指導者のもとで段階的に練習します。
NEXT STEP
WEEKLY LETTER毎週1回を上限に配信
覚えた用語が生きる公演と、実際に学べるワークショップ。公式情報を確かめ、選んだ地域の新着を毎週1回までお届けします。
新着通知について詳しく見る