ポーズ・跳躍

エシャッペとは?

閉じた足が「逃げる」ように2番・4番へ一気に開く動き。

えしゃっぺフランス語 Échappé(逃げた)

エシャッペとは?

エシャッペはフランス語で「逃げた」という意味で、閉じた足のポジション(1番・3番・5番)から、両足を開いた2番または4番へ移す動きです。ジャンプして開くエシャッペ・ソテと、ドゥミ・ポワントやポワントへ立ちながら開く形があります。

意味
閉じた足のポジションから、2番または4番へ開く動き
主な形
跳ぶエシャッペ・ソテ/ドゥミ・ポワントやポワントで開く形
見どころ
両足が同時に開く明快さと、正確なポジションへの着地

エシャッペの動きを3段階で見る

  1. 閉じたポジションでプリエする

    5番などの閉じた足のポジションから、膝とつま先を同じ方向へ向けてドゥミ・プリエします。上体は真上へ引き上げます。

  2. 両足で踏み切り、空中で開く

    両足で床を押して跳び、空中で両脚を同時に開きます。2番なら左右へ、4番なら前後へ運び、つま先まで伸ばします。

  3. 開いたポジションへ着地する

    2番または4番へ両足同時にドゥミ・プリエで着地します。次の跳躍で脚を閉じ、5番などの正しいポジションへ戻します。

名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。

動き・特徴

閉じた状態から両足が同時にほどけ、左右または前後へ開くところが名前の由来です。エシャッペ・ソテではプリエから両足で踏み切り、空中で開いて2番または4番へ着地し、次の跳躍で閉じたポジションへ戻ります。跳ばない形では、両足で床を押してドゥミ・ポワントやポワントへ上がりながら開きます。どちらも両足を均等に動かし、膝とつま先の方向をそろえることが大切です。

エシャッペをもう少し詳しく

2番と4番への開き方

2番では両足を左右へ、4番では前後へ開きます。どちらも片足だけを遠くへ出すのではなく、両足が中心から均等に離れるように見せます。

ソテとポワントの違い

エシャッペ・ソテは跳躍して開き、エシャッペ・シュル・レ・ポワントは床を押してポワントへ上がりながら開きます。共通するのは、閉じた位置から開いた位置へ移ることです。

着地の安全と明確さ

着地では膝をつま先と同じ方向へ曲げ、足首が内外へ倒れないようにします。開く幅よりも、正確な足の位置と静かなプリエを優先します。

エシャッペと似た動きの違い

足を開くか、入れ替えるか、立ち上がるだけかを見ると、似た動きと区別しやすくなります。

比較表は横に動かせます →

エシャッペと似た動きの違い
比べる点エシャッペシャンジュマンルルベ
足の動き閉じた位置から2番・4番へ開く5番から跳び、前後の足を入れ替える同じポジションのままかかとを上げる
跳躍ソテは跳ぶ。ポワントの形は跳ばない跳ぶプリエから行う場合は跳ばない
見分け方着地で足が開いている着地も足を閉じた5番足幅は変えず高く立つ

*よくある誤解

脚を大きく横へ広げるだけのジャンプではありません。両足を同時に動かし、ターンアウトと膝・つま先の方向を保って、定められた2番または4番へ着地します。

一緒に知りたいバレエ用語

NEXT STEP

知った言葉を、舞台とレッスンへ。

作品の中で見つける楽しさと、実際に身体で学ぶ機会へつなぎます。