ヴァーツラフ・ニジンスキー|跳躍と革新
ニジンスキー(1890〜1950)は、ディアギレフのバレエ・リュスで活躍した伝説的な男性ダンサーです。重力を感じさせない跳躍と、役になりきる強烈な表現力で観客を驚かせました。振付家としても『春の祭典』『牧神の午後』などの前衛的な作品を生み出しています。1919年ごろに病で表舞台を去りましたが、その革新性は今も語り継がれています。
アンナ・パヴロワ|バレエを世界へ広めた人
パヴロワ(1881〜1931)は、ロシア出身のバレリーナで、世界各地を巡演してバレエの魅力を広く伝えたことで知られます。フォーキンが彼女のために振り付けたとされる小品『瀕死の白鳥』は、彼女の繊細で叙情的な表現を象徴する代表作です。ヨーロッパの外にまでバレエを届けた功績は大きく、各地のバレエ普及に影響を与えました。
ルドルフ・ヌレエフ|男性舞踊の地位を変えた人
ヌレエフ(1938〜1993)は、旧ソ連のキーロフ・バレエ(現マリインスキー)出身のダンサーで、1961年にパリ公演中に西側へ亡命したことでも知られます。技術と華やかさ、舞台での存在感を兼ね備え、それまで脇役とされがちだった男性ダンサーの地位を大きく押し上げました。英国ロイヤル・バレエでマーゴ・フォンテーンと組んだことでも有名です。
マーゴ・フォンテーン|英国を代表するプリマ
フォンテーン(1919〜1991)は、英国ロイヤル・バレエを代表するバレリーナで、最高位の称号「プリマ・バレリーナ・アッソルータ」に到達した数少ない一人です。年齢差のあったヌレエフとのパートナーシップは「奇跡のコンビ」と評され、二人の舞台はバレエ史に残る名場面として語られています。気品ある演技で長く第一線に立ち続けました。
よくある質問
- Q.ニジンスキーはなぜ伝説と呼ばれるのですか?
- A.重力を感じさせない跳躍と、役になりきる強烈な表現力で当時の観客を驚かせ、男性ダンサーの可能性を広げたためです。振付家としても『春の祭典』などの前衛的な作品を残し、ダンサー・振付家の両面で時代を画しました。
- Q.ヌレエフとフォンテーンはなぜ有名なのですか?
- A.亡命後に英国ロイヤル・バレエでパートナーを組んだ二人は、年齢差を超えた稀有な相性で「奇跡のコンビ」と称されました。ヌレエフは男性ダンサーの地位を高め、フォンテーンは英国を代表するプリマとして長く活躍したことで、ともにバレエ史に名を刻んでいます。
