K-BALLET TOKYO『クレオパトラ』
K-BALLET TOKYO
- 会場
- 東京都渋谷区・Bunkamura オーチャードホール
- 料金
- 学生5,000円/C席9,000円〜Kプラチナ23,000円

Cleopatra
王座を追われても、彼女は自らの未来を選ぶことをやめなかった。
WATCH IT NEXT
K-BALLET TOKYO
公式情報の確認日つき。購入前には主催者ページで最新情報をご確認ください。

王位奪還へ
紀元前1世紀のアレクサンドリア。
父王の死後、クレオパトラは弟プトレマイオス13世と共同統治するが、弟の側近たちは彼女を排除しようとする。ローマではカエサルとポンペイウスが争い、敗れたポンペイウスはエジプトへ逃れるものの、弟王の一派に殺される。王位を追われたクレオパトラは、絨毯に身を包んでカエサルの前へ現れる大胆な策に出る。彼を魅了して後ろ盾を得た彼女は再び王座へ戻り、やがてカエサルとの子をもうけ、その子の未来に希望を託す。

ローマと運命
ローマの頂点へ上ったカエサルは、ブルータスらに暗殺される。
大きな支えを失ったクレオパトラは、のちにアントニウスと出会い、愛を育む。しかしローマでは、カエサルの後継を名乗るオクタヴィアヌスとの対立が激しくなっていく。アントニウスとクレオパトラはその力に抗うが、戦いは二人を追い詰める。国を守る政治家、母、恋する女性という複数の顔を持つ女王が、最後まで自らの運命に向き合う。
王座も後ろ盾も失ったクレオパトラが、自らを絨毯に包ませてカエサルへ近づく場面は、物語の転換点。美しさだけで人を動かす人物ではなく、危機のなかで機会を作る政治家としての強さが、登場の仕方そのものに表れる。
カエサルとの関係は王位奪還と子の未来へ、アントニウスとの関係はローマの内戦と最後の抵抗へ結びつく。同じ恋愛として眺めず、相手が変わるたびに彼女の立場と選択がどう変化するかを追うと、長い歴史劇が読みやすい。
本作のために書かれた既存のバレエ音楽ではなく、デンマークの作曲家カール・ニールセンの作品を選び、一つの長編ドラマへ組み直している。音楽が豪奢さ、軍事的緊張、人物の孤独をどう切り替えるかも聴きどころ。
公式資料が伝える金色とエメラルドグリーンを基調とした美術・衣裳は、古代世界の富を見せるだけでなく、クレオパトラの王権を視覚化する。群像のなかで色、距離、視線がどの人物へ集まるかにも注目したい。
この作品で出会う用語
まず『エジプト対ローマ』ではなく、クレオパトラの周囲にいる四人を覚えると迷いません。弟プトレマイオス13世に王位を追われ、カエサルの支援で戻り、彼の死後はアントニウスと結び、最後にオクタヴィアヌスと対立します。人物が変わるたびに、彼女が誰を愛したかだけでなく、国と子の未来のために何を選んだかを追ってください。音楽は『クレオパトラ』専用曲ではないため、場面ごとにニールセンの音色がどう意味を与えられるかを聴くのも本作ならではです。
上演時間・あらすじ・登場人物は上演する版によって異なる場合があります。
観劇の際は、主催者の公式情報もあわせてご確認ください。
CONTENT NOTE
作品の筋・配役・上演時間は版によって異なります。Ballet Mapでは複数の版に共通する流れを軸に、 公的劇場・主催団体の公開情報を参照して編集しています。
情報の集め方・訂正方針を見る →