構成・群舞

パ・ド・トロワとは?

三人で踊るバレエの構成。三人の配置と個性、組み合わせの変化を見せる。

ぱ・ど・とろわフランス語 Pas de trois(三人の踊り)

パ・ド・トロワとは?

パ・ド・トロワはフランス語で「三人の踊り」を意味する、三人で踊るバレエの構成です。三人が同時に踊る場面だけを指す場合もあれば、アントレ、三人のアダージョ、各自のヴァリエーション、三人で結ぶコーダを組み合わせた独立した舞踊場面を指す場合もあります。踊り手の性別や役柄、並び方は作品によって異なります。

意味
三人で踊るバレエの構成
代表的な流れ
三人の踊り→各自のヴァリエーション→三人のコーダ
見どころ
三人の配置、ユニゾン、二人と一人の組み合わせ

パ・ド・トロワの動きを3段階で見る

  1. 三人で場面を始める

    アントレやアダージョで三人が登場し、三角形や横並び、二人と一人などの配置を変えながら、全体の関係を見せます。

  2. 一人ずつ個性を見せる

    独立した構成では、各ダンサーがヴァリエーションを踊ることがあります。三人の共通性だけでなく、役柄と技巧の違いが浮かび上がります。

  3. 三人で再び合流して結ぶ

    最後は三人が舞台へ戻り、ユニゾンや受け渡しを重ねてコーダを締めくくります。構成と順序は作品・版・振付によって異なります。

名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。

動き・特徴

三人が同じ振付をそろえるユニゾン、二人と一人に分かれる配置、一人ずつのソロという組み合わせの変化が見どころです。ニューヨーク・シティ・バレエは『パキータ』を扱う公式番組で、バランシンの『ミンクス・パ・ド・トロワ』を古典舞踊の多彩さを見せる例として紹介しています。人数が一人増えることで、左右の対称、三角形の配置、視線の受け渡しなど、パ・ド・ドゥとは異なる空間の使い方が生まれます。

パ・ド・トロワをもう少し詳しく

三人の配置

三人では、一人を中央に置く左右対称、三角形、二人と一人の対比などの配置をつくれます。誰を中心に見せるかが動きのたびに変わる点が特徴です。

ヴァリエーションとコーダ

独立した古典のパ・ド・トロワには、三人で踊る部分、各ダンサーのヴァリエーション、三人が戻るコーダを含む例があります。ただし、すべてのパ・ド・トロワがこの順で進むわけではありません。

作品ごとの組み合わせ

踊り手は女性二人と男性一人、男性二人と女性一人、同性三人などさまざまです。「トロワ」は人数を示す言葉で、性別や役柄の組み合わせを固定する言葉ではありません。

パ・ド・トロワと人数を表す用語の違い

pas de のあとに続くフランス語の数字で、基本となる踊り手の人数を見分けられます。

比較表は横に動かせます →

パ・ド・トロワと人数を表す用語の違い
比べる点パ・ド・ドゥパ・ド・トロワパ・ド・カトル
人数二人三人四人
配置の特徴一対一の関係三角形、二人と一人、三人のユニゾン対称形、二組、四人のユニゾン
構成作品ごとに異なる。グラン・パには定型がある作品ごとに異なる作品ごとに異なる

*よくある誤解

「女性二人と男性一人で踊るもの」と決まっているわけではありません。パ・ド・トロワは三人という人数を示す言葉で、性別、役柄、三人が同時に踊る時間、ソロを含むかどうかは作品や振付によって異なります。

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