構成・群舞

コーダとは?

パ・ド・ドゥや大きな舞踊場面を、華やかな技巧で締めくくる終結部。

こーだイタリア語 Coda(尾・終結部)

コーダとは?

コーダはイタリア語で「尾」を語源とし、音楽や踊りを締めくくる終結部を指します。古典的なグラン・パ・ド・ドゥでは、二人のアダージョと各自のヴァリエーションのあとに二人が再登場し、コーダで全体を結ぶのが伝統的な形です。作品の構成によって、二人以外の踊り手を含む大きな舞踊場面の終結部をコーダと呼ぶこともあります。

意味
音楽や踊りを締めくくる終結部
位置
グラン・パ・ド・ドゥでは各自のヴァリエーションのあと
見どころ
二人の再登場、速い音楽、回転や跳躍の連続

コーダの動きを3段階で見る

  1. ヴァリエーションを受けて始まる

    各ダンサーが個別に見せたソロのあと、終結へ向かう音楽へ切り替わります。ここまでの流れを引き継いで、舞台の緊張と速度が上がります。

  2. 二人が再び登場する

    グラン・パ・ド・ドゥでは二人が舞台へ戻り、互いのフレーズを受け渡します。片方の技巧だけでなく、二人が同じ終点へ向かう構成を見ます。

  3. 音楽とともに全体を結ぶ

    回転や跳躍などを重ね、音楽の終止と舞台上のポーズをそろえて締めくくります。作品によっては周囲の踊り手も加わり、より大きな終結部になります。

名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。

動き・特徴

グラン・パ・ド・ドゥのコーダでは、速い音楽の中で連続回転や大きな跳躍が交互または連続して現れ、二人が再び一つの場面をつくります。オーストラリア・バレエ団は『眠れる森の美女』第3幕の伝統的なグラン・パについて、アダージョ、男女のヴァリエーション、二人が再会するコーダという流れを紹介しています。難しい技の羅列ではなく、前の各部分を受けてエネルギーを頂点へ運ぶ役割があります。

コーダをもう少し詳しく

グラン・パ・ド・ドゥでの位置

伝統的なグラン・パ・ド・ドゥは、二人のアダージョ、各自のヴァリエーション、二人が再登場するコーダという順で進みます。コーダはこの一連の構成を閉じる最後の部分です。

ヴァリエーションとの違い

ヴァリエーションは原則として一人のダンサーが役柄と個々の技巧を見せるソロです。コーダはそのあとに置かれ、二人または複数の踊り手が戻って全体を結びます。

作品によって変わる範囲

コーダの人数、長さ、技巧、音楽の速さは作品や振付によって異なります。グラン・パ・ド・ドゥだけでなく、大きな舞踊場面や組曲の終結部に用いられる場合もあります。

コーダ・フィナーレ・アンコールの違い

いずれも終わりに関係しますが、作品の中に組み込まれた部分か、公演全体の終わりか、上演後の追加演奏かで異なります。

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コーダ・フィナーレ・アンコールの違い
比べる点コーダフィナーレアンコール
指す範囲一つの踊り・楽曲の終結部幕や作品全体の最終場面上演後に追加される演目・再演
あらかじめ作品内にあるかあるある通常は本編の外
グラン・パでの位置各自のヴァリエーションのあと必ずしも同じ意味ではない該当しない

*よくある誤解

「アンコール」や「カーテンコール」と同じではありません。コーダはあらかじめ作品の構成に含まれた終結部です。また、コーダが必ず女性の連続回転と男性の大きな跳躍だけでできているわけではなく、振付によって内容は変わります。

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