衣装・道具

チュチュとは?

バレエの代表的な衣装。丈と張り出し方で時代と作品の性格が分かる。

ちゅちゅフランス語 Tutu

チュチュとは?

チュチュはバレエの女性ダンサーが着るスカート状の衣装です。大きく分けて、短く水平に張り出す「クラシック(パンケーキ)・チュチュ」と、ふくらはぎ丈まで柔らかく流れる「ロマンティック・チュチュ」の二種類があります。オーストラリア・バレエ団の解説によれば、tutu という語はフランス語の俗語 cucu(お尻)に由来するとされています。

意味
女性ダンサーが着るスカート状のバレエ衣装
主な二種類
短く水平のクラシック(パンケーキ)/ふくらはぎ丈のロマンティック
見分け方
丈の長さと張り出し方で作品の時代・性格が分かる

動き・特徴

クラシック・チュチュは、体にフィットしたボディスに、腰から水平に張り出すパンケーキ状のスカートを合わせ、金属のフープで形を保つのが特徴で、今日おなじみの形は1930〜40年代に確立しました。脚の動きをはっきり見せるため、『白鳥の湖』第3幕や『ドン・キホーテ』のような技巧を見せる古典で使われます。ロマンティック・チュチュは3〜5枚の柔らかいチュールを重ね、ふくらはぎ丈まで流れて浮遊感を出す衣装で、『ジゼル』第2幕や『ラ・シルフィード』のような幻想的な場面に用いられます。

チュチュをもう少し詳しく

クラシック(パンケーキ)・チュチュ

体にフィットしたボディスと、腰から水平に張り出すパンケーキ状のスカートを合わせ、金属のフープで形を保ちます。脚さばきをはっきり見せるため、技巧を競う古典全幕作品で使われます。

ロマンティック・チュチュ

3〜5枚の柔らかいチュールを重ね、ふくらはぎ丈まで流れる衣装です。ダンサーが宙に浮いて見えるように作られ、『ジゼル』や『ラ・シルフィード』のような叙情的・幻想的な場面に用いられます。

語源と役割

オーストラリア・バレエ団によれば tutu はフランス語の俗語 cucu(お尻)に由来するとされます。丈と張り出し方によって役柄や作品の時代の空気を表し、衣装だけで場面の性格が伝わります。

クラシック・チュチュとロマンティック・チュチュの違い

同じチュチュでも、丈・張り出し方・チュールのやわらかさが異なり、それぞれ似合う作品が変わります。

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クラシック・チュチュとロマンティック・チュチュの違い
比べる点クラシック(パンケーキ)・チュチュロマンティック・チュチュ
丈と形太もも丈で水平に張り出す(円盤状)ふくらはぎ丈まで柔らかく流れる
つくり硬いチュールを金属のフープで支えて形を保つ3〜5枚の柔らかいチュールを重ねる
主な作品『白鳥の湖』第3幕・『ドン・キホーテ』など『ジゼル』第2幕・『ラ・シルフィード』など

*よくある誤解

チュチュは一種類ではありません。短く水平に張り出すクラシック(パンケーキ)と、長く柔らかいロマンティックがあり、丈や張り出しは作品の性格に合わせて選ばれます。また、硬く水平に張り出す形は最初からあったわけではなく、1930〜40年代を経て今の形へと変わってきました。

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