肩と頭の関係
ABT のバレエ辞典は、片方の肩を前に、もう片方を後ろに置き、頭を前の肩の方へ向ける、または傾けると説明しています。肩・頭の向きがセットになっているのがエポールマンです。
基礎
肩と上半身をひねって向きをつけ、立体感と表情を生む使い方。
エポールマンは「肩の使い方」という意味で、腰から下の向きはそのままに、胸から上(ウエストから上)をひねって片方の肩を前へ、もう片方を後ろへ引き、頭を前の肩の方へ向ける、または傾けることを指します。アメリカン・バレエ・シアターのバレエ辞典もこの形で説明しています。これにより、同じポーズでも上半身に立体感と表情が生まれます。
脚と骨盤(腰から下)の向きは、そのポーズの向きのまま保ちます。ここは動かさずに土台とします。
ウエストから上をひねり、片方の肩を前へ、もう片方の肩を後ろへ引きます。上半身だけに角度が生まれます。
頭を前に出した肩の方へ向ける、または傾けます。肩・胸・頭の角度がそろって、立体感のある上半身になります。
名称や実施法は流派・教師・振付で異なります。実際の練習では、指導者の説明を基準にしてください。
エポールマンには、体を斜めに見せる基本の向きとしてクロワゼ(交差した)とエファセ(陰にした)があり、この2つが基礎とされます。肩のどちらを前に出すか、頭をどちらへ傾けるかにルールがあり、エポールマンの有無で踊りの優美さや奥行きが大きく変わるため、クラシックバレエらしさを決める要素とされます。
ABT のバレエ辞典は、片方の肩を前に、もう片方を後ろに置き、頭を前の肩の方へ向ける、または傾けると説明しています。肩・頭の向きがセットになっているのがエポールマンです。
エポールマンをつけて体を斜めに見せる基本の向きが、クロワゼ(交差した=脚が交差して見える)とエファセ(陰にした=脚が交差せず開いて見え、体の一部が奥へ引かれる)です。この2つが基礎とされます。
腰から下は正面のままでも、上半身にひねりを加えることで、平面的だったポーズに奥行きと表情が生まれます。エポールマンの有無がクラシックバレエらしい優美さを大きく左右します。
クロワゼとエファセは、どちらもエポールマンをつけて体を斜めに見せる基本の向きです。観客から脚がどう見えるかで見分けると混乱しにくくなります。
比較表は横に動かせます →
| 比べる点 | エポールマン | クロワゼ | エファセ |
|---|---|---|---|
| 何を指すか | 肩と頭に角度をつける使い方そのもの | エポールマンの基本の向きの一つ | エポールマンの基本の向きの一つ |
| 言葉の意味 | 「肩の使い方」 | 「交差した」 | 「陰にした・ぼかした」 |
| 見え方 | 上半身に角度と立体感が出る | 斜めに構え、観客から脚が交差して見える | 斜めに構え、体の一部が奥へ引かれて見える |
「顔(頭)だけ動かせばよい」と思われがちですが、エポールマンはウエストから上をひねる上半身全体の使い方で、肩を前後に置いたうえで頭を添えるものです。頭だけを向けても肩に角度がなければエポールマンにはなりません。
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